電子棚札とは

 

電子棚札とは、紙の値札に代わるデジタルIoTデバイスで、商品の価格だけでなく店舗運営を効率化させる様々な情報を表示できる電池式のデバイスです。

電子棚札はESL(Electric Shelf Label)とも呼ばれています。集中管理サーバーを通して企業内全ての店舗の電子棚札を遠隔で更新できるため、店舗での業務効率向上、価格設定ミス削減、人件費の削減など様々な改善効果をもたらしてくれます。

Hanshow's Stellar Pro series in different sizes

 

このデジタル値札技術は数十年前からありましたが、表示画面が電卓のような白黒の液晶画面であったため制限も多く、活用の幅も非常に限定されていました。

しかし近年、電子ペーパーの開発によって、極少量の電力でカラフルな高精細デジタルディスプレイを表示できるようになり、価格表示だけに留まらない数多くの情報表示を内包する、高効率で安定したデジタルIoTデバイスへと進化しています。

 

Hanshow's nebular electronic shelf labels installed on shelf

 

世界の小売業界では既に、電子棚札が価格設定システムの主流となっています。

その中でもHanshowは世界トップレベルの電子棚札開発企業であり、世界中で3万店舗以上の導入実績を有しています。

 

  • 電子棚札の仕組み

 

電子棚札は、従来の紙の値札と同じように棚に取り付けられますが、価格管理システムによって、電子棚札1枚ごとに商品のJANと紐づけされています。これにより、価格や商品表示情報の完全な遠隔管理を可能としています。

 

電子棚札は、天井に設置したAP装置から送信される特殊な無線信号を介して、価格管理システムからの通信を受け取ります 

 

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電子棚札は電池式です。電子ペーパーは電力を消費せずに画面表示を維持できるため、画面表示の変更やAP無線機器との通信時しか電力を消費しません。 

 

ほとんどの電子棚札は、コイン電池を取り外しやすいように、マイクロプロセッサーと分離している仕組みのため、ケースを開けて電池交換をすることができます。

尚、Hanshowの電子棚札シリーズの中には耐塵・防水機能に優れた製品もあります。Nebularシリーズは、小型フレキシブルバッテリー搭載で隙間の無い一体型パーツを採用しているため、電池交換は出来ませんが他の製品に比べて埃や水の侵入に対して非常に強い設計となっています。

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電子棚札がもたらす効果 - 店舗の運営効率を大幅に向上

 

電子棚札は、小売企業が抱えている様々な課題を解決させて、店舗の運営効率を大幅に向上してくれます。電子棚札がもたらす最も分かりやすい効果は、「集中管理サーバーを通じて遠隔地から即座に価格を更新できること」です。

従来の値札交換作業は、店舗の従業員がまず紙の値札を印刷、内容が間違っていないか照合をした後、手作業で地道に交換をおこない、店舗のERPシステムでその情報を更新する必要があります。これは、非常にリソースと時間とコストがかかる作業です。

電子棚札ならば、ノートパソコンを使ってこのプロセス全体を数分で完了できます。

また、SaaSのクラウド管理アプローチを活用すれば、世界中の自社店舗を繋いで、国際的なネットワーク全体の規模で行うことも可能です。

 

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電子棚札を活用することによって、プリンター購入費用、交換の度に発生する値札用の紙代、インク代などのランニングコストをカットできるだけでなく、価格更新にかかるスタッフの作業時間も大幅に削減することができます。

その他にも、電子棚札には次のような優れたメリットがあります。

 

「ピッキング時間の大幅な短縮」

電子棚札に搭載されている何色ものLED照明と連動させたESLナビゲーション機能

を使用することで、スタッフに該当商品の場所を正確に知らせることができます。

これによりオーダーピッキングと配送までの時間を大幅に短縮することが可能です。

 

- 「多くの製品情報提供」

表示オプションの拡大により、顧客により多くの製品情報を提供できます。

 

- 「従業員の幸福度向上」

大きな負担となっている無駄な雑務を取り除いてあげることで、有意義な仕事に専念

できるようになり、仕事に対する従業員の幸福度を向上させることができます。

 

- 「廃棄物の削減」

紙の値札交換が不要となることで、交換の都度発生していた廃棄物が削減されます。

また、電子棚札自体も長寿命化しておりHanshowのNebularシリーズは最長15年、

Stellar Proシリーズの電池は最長10年まで寿命が伸びています。

 

- 「売場の活性化」

キレイで洗練された棚割管理により、美観を改善して売場を活性化させます。

 

- 「価格設定の不一致解消」

値札とレジの価格設定不一致(小売と顧客双方にとって大きな課題)を解消します。

 

- 「デジタル化の中核的存在」

AIによる棚監視から完全自律型店舗まで、拡大する小売デジタル化技術と通信する

ためのビルディングブロックIoTデバイスとして機能します。 

 

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電子棚札の電池寿命

 

電子棚札の電池寿命は、電子棚札のメーカーやモデル、画面表示変更頻度、サイズ、電池の種類、通信信号の強度、場所の温度、その他多くの要因によって異なります。

 

表示画面の変更回数が増えるほど、電力が消費されるため電池の寿命は短くなります。電子棚札の業界平均電池寿命は約3~6年ですが、電池を交換すればその後も使用することができます。

 

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現在、上市されている電子棚札は、電池設計、コンポーネント構成、ワイヤレス通信技術の進歩により、寿命が長くなっています。

HanshowのStellar Proシリーズは、1日に2回表示画面を更新した場合、電池寿命は最長10年です。Nebularシリーズは、LiMnO2電池を小型化して内部回路を強化していますので、通常の製品よりも電池寿命が長くなっており最長15年です。

 

  • 電子棚札活用による経費削減

 

電子棚札は、小売企業の運営にかかる経費をさまざまな方法で削減できます。

最も経費削減効果が高いのは、「値札の更新に必要な労働時間の大幅な削減」によるものです。紙の値札は、価格変更のたびにスタッフが印刷して地道に手作業で交換する必要があります。電子棚札を活用すれば、ノートパソコンを数回クリックするだけで、このプロセス全体がリモートで完了できます。さらに、クラウドベースのSaaSシステムを活用すれば、店舗ネットワーク全体の規模で行うことも可能です。

 

また、電子棚札は紙の値札のように紙やインク、プリンターを購入する必要がなくなるため、経費の削減にもつながります。電子棚札の寿命がおよそ10年であることを考えると、消耗品購入の大幅な経費削減と言えます。

 

そして、電子棚札の採用により、在庫や仕入れ管理についても自動化が推進されるため、業務効率も向上します。

 

電子棚札は、小売デジタル化を成功に導くためのビルディングブロックとして中核を担うIoTデバイスです。

まず、運営面での改善として、集中管理システムによる自動化がもたらす店舗の革命的な作業効率の向上などが挙げられます。

また、来店されるお客様にとっても魅力のある店作りができます。電子棚札とスマホを連携させることによって、タイムセールやお買い得情報を入手出来たり、詳しい商品情報を自由に調べることが出来たり、どの商品が人気なのか、一緒に購入したほうが良い商品の情報など、お客様が楽しみながら便利に買い物ができるこれまでにない新しいショッピング体験を提供することができるようになります。